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ロカール探偵がゆく

第7話 ついにロカール発見!?

 

「ロカール情報でました!!」というタイトルのメールで
騒然となったロカール探偵社。
夜明けとともに緊急パジャマ会議が招集されました。
Skype の向こう、札幌の白鳥通信員に注目が集まります。

 

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────  皆さん、早朝からご苦労さま。さっそくですが白鳥通信員、昨夜のメールについて詳しく説明してください。

 

ハイ!なんとなんと! Facebook で私宛にメッセージが入ったのですよ!
情報の主は、東京のヴィンテージ専門ショップ
「Graphio/buro-stil(グラフィオ/ビューロスタイル)」を経営する村井さん。
家具やテーブルウェアなど、北欧をはじめとするヨーロッパと日本の20 世紀後半の、
モダンで良質、希少性が高いものを15 年に渡り扱ってこられた方です。

 

────  で、メッセージの内容は?!

驚いたことに、お店でロカール4脚を扱っていて、1 脚は売却済で3脚は店頭にあるというのですよ!
仕入れた当初はメーカーがわからずイタリア製だと思って探したものの見つからなかった。
ところがロカールのアームの金具を見ていたオーナー、
ふと「この金具、どこかで...」と、それまでも扱ってきた当社の家具の記憶が蘇った。
ネットで調べたところ「LOVE VINTAGE」からこの「ロカール探偵」にたどり着いて、
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大当たり!!!というわけなんですよ!感動的でしょう?!

 

────  「私が苦労して」この連載を続けてきた甲斐があったというものだわ!

 

全員 
..................。(私たちもです!!!)

 

白鳥通信員
さっそく売れた1 脚の販売先を教えてもらおうと連絡を取りましたが、
そのお客さまは現物をご自分で持って帰られており、残念ながらお名前も住所もわからないとのことで...。
とにかく店頭にあるという現物を見せていただこうと、東京の前原通信員にお店に行ってもらいました。

 

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前原通信員
ではわたくしから報告いたします。お店の場所は渋谷と下北沢の間、駒場東大キャンパスそばの文教地区。
オーナーは商品を中古市などで仕入れるのではなく、自分が価値を感じたもの、
ストーリーのあるものだけを独自のネットワークで求めているそうです。
店頭にあったロカールは保存状態がよく、また価格的にも安売りされておらず、
年月を経ていることに確たる市場価値を見出してくれていると感じました。
「よいものを長く使い続ける意識が根付いていないと成り立たない商売ですから」と、
私たちの企業姿勢をとても好意的に捉えてくださっていました。

────  いてくださったのですねえ!そういう売り手が。
いい機会だから、このロカールを探す企画の目的を整理しておきましょう。
そもそも私たちは、「ひとつ、を愛する生活。」というスローガンを掲げ、
「いいものを長く大切に使うしあわせ」を提案しようと取り組んできたのよね。

 

一同 ハイ!lokal7_img04.jpg

 

────  その具体的な行動というのが、早くから体制を整えてきた修理・再生・再販
の「レストア事業」「ヴィンテージ事業」であり、そこから派生した「ボルス買い取
りキャンペーン」、2014年春の「ずっと使うしあわせキャンペーン」であり、そして
このカンディハウス製品化第1号のオーナーに会いに行く旅「ロカール探偵がゆく」で
あるわけでしょう。

アシスタント
つまり、これまでやってきた取り組み全体が『ずっと使うしあわせプロジェクト』だと言えそうですね!

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────  いいこと言うわね~!お給料上げちゃおうかしら。
その「ずっと使うしあわせ」を、つくり手と使い手で一緒に実現していこうという企業姿勢の象徴が、
「ロカール探偵」だということ。それを再認識したうえで、
今回の発見者であるグラフィオ/ビューロスタイルさんにもう
少し詳しくお話を聞かせていただけたらと思うけど。

前原通信員
らじゃー!私が行って来ます!

 

─ 数日後、ふたたびの緊急会議 ─

 

────  先刻、前原通信員が戻りました。早速報告してもらいましょう!

 

前原通信員 
詳しいお話、聞いてきましたよ~!インタビューを録音してあります。lokal7_img07.jpg

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前原
ロカールとはどんな形で出会ったのですか?

 

グラフィオ/ビューロスタイルさん(以下GBさん)
国内の同業ネットワークから「カッコいいソファーが入った」と連絡があったんです。
見に行ったら確かにスタイリッシュなソファーが4脚。
風格ある骨太なオークフレームにレザーシート(実際はデラクール素材)、ていねいなフィンガージョイントと、 素晴らしさはすぐに判断できたのですが、それまで一度も見たことのない椅子でした。
その同業者が言うには「都内の一等地のオフィスで応接に使われていた、イタリア製の椅子」。
ひと目で正体がわからないぶん、希少であることも確かだと、即時仕入れを決定し持ち帰ったのです。

 

前原
イタリア製なんて、光栄です(笑)。

 

GBさん
持ち帰ってすぐにリサーチ開始。まずは手元の資料や書籍です。
イタリアを越えて北欧、ドイツ、イギリスと各国の60 年代から80 年代までを調べても、
そしてインターネットであの手この手で検索するも、見当たりません。
そこで改めて現物をしげしげと眺めていたとき、
ふと「この金具どこかで...」と以前販売したことのある御社のラウンジチェアーを思い出したのです。
そこで御社のweb サイトを見たところ、「ロカール探偵」の記事にたどり着いたのです。

 

前原 よくぞ連絡してくださいました。

 

GBさん
ロカール探偵の記事を拝見して、スペックはもとより開発の経緯や歴史、
そして貴社にとって記念すべきファーストプロダクトであることを知りました。
ヴィンテージを扱う私たちがもっとも重視している希少性と高品位なプレミアム感に感動しました。
そんな貴社が探しているロカールの存在をお知らせせずにはいられなかったのです!

 

前原
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ところで、売却済みの1 脚を購入されたのはどんな方でしたか?

 

GBさん
なんでも、気に入った家具を探してイタリアの高級家具店や都内のユーズド家具ショップを回られたあと
当店に立ち寄られたそうで、ロカールはひと目で気に入られ、即座にお買い上げいただきました。

 

前原
うれしいですねぇ~。
残りのうちの2脚はカンディハウスで資料用に買い戻させていただきますが、もう1脚もいずれ。。。

 

GBさん
お買い上げありがとうございます。最後の1 脚は、現在手に入る世界に1脚だけのロカールです。
それを扱わせていただけるのは大変光栄なこと。
その価値がわかるお客さまにバトンさせていただくときを、楽しみに待っているところです。

 

前原
その1 脚が売れたとき、私に一報いただけませんか?ぜひお客さまにお話をお聞きしたいと思います。

 

GBさん
わかりました。お願いしてみましょう。

 

 

前原通信員
...というわけなんです。

全員
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────  大変な収穫だったわね!ご苦労でした。

 

~第8話につづく~
とうとう現物を見つけたロカール探偵。
念願の「ご購入者インタビュー」は実現するのか?
次回は9月アップの予定です。
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[協力]

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